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駅を中心にあらゆる人が集い楽しむ快適空間として開発された「エキュート立川」はJR立川駅とコンコースによってつながれている。移動手段としての駅の利便性、快適性、サービスの質の高さを付加することで「最寄りの駅」から「自分の街」に変化した。
コンコースを通過するだけであれば数分であるが、その移動空間を毎日利用するひとの気分に心地よい影響を及ぼすことができたら、それはエキュートのコンセプトに添ったライティングデザインであると考えた。
季節ごと、時間ごとに移ろう風や光は感覚をどの程度刺激しているのか。時間や天候によって光の色、空の色、景色が変化して季節や時間を感じ取るのは日常の感覚である。人が朝の清々しさ、昼の活動的な気分を味わうことと、太陽光の色温度が日の出から正午にかけて2,000Kから6,000Kへ変化することは関係しているが、移動空間のライティングの色温度でその推移を再現しても気分への影響を及ぼす程度に知覚するのは難しいでしょう。
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