私たちがものを見る時に目に入ってくるのは光です。
光が眼の水晶体を通り、網膜に映った映像が視神経繊維を経て大脳に達します。
大脳中枢において心的作用が働いて映像に色がついたり形ができたり、意味が与えられたりします。
私たちが世界を認識する仕方は、このように心的処理が加えられたものです。
このできあがりの世界を<知覚>とよんでいます。
そして、それは世界の忠実なイメージといわれています。
コラムでは、五感による主体的な知識と客観的に捉える光の知識によって
知覚と光の関係を読み解く<光の幾何学>をおくります。
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