太陽光のもとで建築の醸しだす印象を夕景からも際立たせ、マスタープランに存在する空間の考え方やマテリアル・カラー計画を適切に表現するために、光の流れを創出する。
土地のもつ記憶、随所に込められた建築の本質が、住まうひと、訪れるひとを迎える、そして導くために建築の空気感として光の流れの中に品格を創出することが望まれていると考えた。
夜の街並みに人の住まう気配を静かに映し出すエクステリア、エントランスのライティング。季節感を演出する植栽がその時の美しさを魅せるライティング。そして人とマテリアルの関係から導いたエントランスアプローチのライティングは環境に呼応するシーンの変化が流れを生み、清々しい日常を発見する愉しみとなるように設えた。
そして建築外構、エントランスアプローチ、ロビーなどすべてのパブリックスペースのライティングは、照明用消費エネルギーの削減とメンテナンスを考慮して、光源を選定し自動点滅制御を行った。
|